上海


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上海皆既日食ツアーの様子です。
(長文ですので悪しからず)

7/21:一日目

早朝にセントレアを出発です。
大垣から始発に乗って行かねば間に合いません。

 
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「〇ラピックス」の名古屋発のツアーです。

半年前、最初案内があったのは日航の便。
申し込みが一杯で、あっという間に埋まってしまったため
中国東方航空の便が追加で組まれました。

なんとかそれに申し込んだのですが、その後さらに
東方航空の臨時便まで出る事になったそうです。
ですから全部でバス7台、200人以上の大集団のツアーです。
(もっとも、バス単位で纏まっての移動ですけど)

こんな大きな集団が日本から、世界から、幾つも
上海を中心として中国各地に集まっているのです。
すごいなあと感心しきりでありました。

 


正直なところ、パッケージツアーというのはあまり好きではありません。
確かに失敗の無い定番のスポットを効率よく回ってもらえるし、ガイドさんの
解説もある。
でも自由な時間が少ないんですよね。

自由気ままに街を散策したり、下町の食堂で食事をしたり、
あやしい?買い物したり、そういうことも楽しみたいんですよね。

でも、今回は日食がメインだから個人で手配して動くというのに
リスクを感じたのでツアーでの旅となったのでした。

 

以前に何度かエントリーに書いた事がありますが、
私は上海は2回目。

といっても前回は1991年、18年も前の事ですから
どれ程の変化があるのか?ということも興味があります。

 
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上海に到着後、バスで上海の西、西塘(シータン)という水郷へ。

高速道路を走っていくのですが、至る所で高層住宅の建設が
行われています。

広大な国土が有るのに、なぜ高層住宅?と不思議に思って
しまいますが、中国では土地はすべて国家のものですから
”自分の土地”という意識が希薄なため、戸建てにはこだわりが
無いのかもしれません。集合住宅のほうが便利なのかな?

 
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西塘の街に入ります。
特徴的なのが宅弄と言う石造りの狭い路地です。

 
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そこを抜けていくと川の両岸に民家がぎっしりと並んでいます。

 
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ここは明清時代の建築群としては中国国内でも第一の街なのだそうである。

 
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もちろん多くの人が現在もこの中で生活をしており、生活感も
すごく感じられる。
3年前に公開された「ミッション・インポシブル3」のロケが
ここで行われているので観て貰うと雰囲気が良く分ると思いますよ。

 
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川に沿って作られた“廊棚”といわれる長い屋根つきの通りも
この街の特徴的な景観です。
トム・クルーズが映画の中で走り抜けていましたね。

 
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嘉善のホテルに入り夕食。
明日の日食当日の好天を祈りつつ青島ビールで乾杯。
翌朝は5:30起床です。

 

7/22:二日目

 
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皆既日食当日、あいにくの悪天候。
日食の経過はコチラを見てください。

日食終了後、午後から上海へ戻って浦東地区の開発区へ。
高速道路からそのまま市内の高架道路を利用して市内中心部まで入れます。
前に来たときは高架の道なんてまったく無かったし、地下鉄だって
有りませんでした。

それにしても市内へ入るのに渋滞の凄い事!
来年の万博に向けてというのもあるのでしょうが、市内至る所で工事があって
市内の移動でもどれだけ時間が掛かるんだ?という状態。

 
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左側のビルが金茂大厦、88階建て高さ420メートル。
右側が出来たばかりの上海環球金融中心101階建て高さ492m。
現在世界第3位と2位のビルだそうな。

 
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これが東方明珠塔、高さ468mのテレビ塔。

どれもバスから降りて写真を撮っただけで中には入っていません。
92年に大型国家プロジェクトとして『浦東開発区』が立ち上げられたそうで、
18年前(1991年)に上海を訪れたときはここらはまだ何にも無く、対岸から
眺めていたはずですが、どんなだったかまったく記憶にありません。

 
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豫園商城すぐ脇で夕食。
夜になると電飾でこんなんです。
日本の中華街と同じ感じ、”いかにも”ってところですね(^^)

 
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夕食後は黄浦江のクルーズに参加。
河の東側、浦東開発区は高層ビルが立ち並ぶ近代的な都市の姿。

 
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反対側の外灘(ワイタン)と呼ばれる地区は1世紀ほど前のレトロな
建物が残る旧租界地である。

 
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河を遊覧している途中に通りかかったここ、船着場です。
全然観光地でも何でも無いんですが、18年前に大阪から
船に乗って彼の地に渡った私は、ここに第一歩を記したのです。

当時はこんな立派な岸壁ではなく、まだ舗装もされていない
土の上だったように記憶しています。

 

7/23:三日目

 
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朝食後、出発までに少し時間が有ったのでホテルの近くをブラブラと。
ファミリーマートを発見、何か欲しい物が有った訳ではないけれども
とりあえず入ってみる。

今日は「東洋のヴェニス」とも呼ばれる蘇州(スーチョウ)への一日観光である。

 
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蘇州へ向かう途中サービスエリアで休憩、上海蟹の産地として名高い
陽澄湖のそばの陽澄湖服務区(”服務”はサービスの意味ね)。

売店で果物とか売っていたが、ハスの実がこういう形のまま売られているのに
びっくり!

 
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張継の七言絶句「楓橋夜泊」によって知られる「寒山寺」

 
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その張継の詩に詠われた鐘がこの中。除夜の鐘も有名で
某国営放送の「行く年来る年」で中継された事もあるとか。

 
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シルク工場の見学。

 
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蚕の繭を広げて”真綿”を作る作業。

こういうのを見た後はお決まりの”ショッピング”タイムですね。
私は何も買う気はないのですが、ツアーだと避けられないですね。

 
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世界遺産にも登録されている「留園」という庭園。
たまたま琵琶の演奏をしているところに出会えました。

 
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昼食のときも琵琶の弾き語りがあったのですが、レパートリーを
書いた紙をもってテーブルを回っていました。
でも”1曲30元”という文字があってだれもリクエストしてはいなかったです。

 
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前にも書きましたが、200人を超える大集団のツアーですからレストランも
大混乱です。我々だけでなく他のツアーの客も次々やってくるのですから。
向こうのほうには欧米からのツアー客も見えます。

 
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次は刺繍研究所。蘇州刺繍は中国四大刺繍に数えられている。

 
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まるで写真かと見紛うばかりのすばらしい刺繍作品がたくさん
展示してありました。

で、ここでも奥に売店が併設されていてショッピングの時間が設定されるのは
お決まりですね。

 
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水路に沿った街並みの「山塘街」。

唐代の詩人、白居易が蘇州で刺史(地方の長官)を務めていたころ、
住民が気楽に虎丘に遊びに行けるようにと、山塘河の土砂や石などをさらい、
土手を広げたことから、交通と観光の機能を兼ね備えた山塘街が
生まれたそうです。

ここからずーっと奥に行くと白居易記念苑というのもありました。

 
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30分ほど自由散策の時間が与えられたので山塘街を散策。
お店やら露天が並びます。

ちなみにコレはベッコウ飴(麦芽飴と書いてあった)屋さん、
飴で鳳凰?を描いてました。なかなか見事な技で、買ってみようかと
思ったのですが、すごく蒸し暑くてさすがに食べる気には
ならなかったのでした。

 
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賑やかな通りを外れて裏路地のほうへ。

もちろん観光客などは(私たちを除いて)一人も歩いていません。
地元民の本当の生活が垣間見れるのはこういう所です。

そういうのを見て歩くのが面白いと思うのだけど、パッケージツアーでは
基本的に団体行動ですからなかなかそういう訳にはいきません、これが
殆ど唯一の自由散策でした。

 
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一組のカップルが写真の撮影をしています。

中国では結婚式の前にこうして写真を撮ってアルバムを作るそうで、
観光スポットでは時々こうしてアルバム撮影をしている光景を
見かけるそうです。

 
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上海へ戻ると夕方です。

南浦大橋という大きな吊橋のたもとにあるこの龍の形をした
船上レストランで夕食です。

ちなみに南浦大橋の南側一帯が来年開催される「上海万博」の
会場で大規模な工事が行われていました。

 
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船上レストランのすぐ横に渡船場があり河を渡るフェリーが行き交っています。

今は地下鉄やトンネルが浦東地区へ通じているためフェリーの利用も
少なくなってきたそうですが、以前は河の東西を結ぶ重要な交通手段
だったそうです。

 
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朝食はホテルのビュッフェですが、その他の昼食、夕食はすべて
こんな感じ。

油っこい中華料理の連続で食欲を無くしてみえた方もいましたが、
私はまったく無問題、郷に入っては郷に従えですよ。
味のほうは・・・良く判りません。

日本の中華料理は日本人の好むものを、あるいは日本人に合うように
してあるのだということがよくわかります。
おいしい物もあるし口に合わないものもある。

コレは一体何だろうというものが沢山ありました。
地元の方にしてみればポピュラーなもので美味しいのかもしれないが
我々日本人からすると何だコレとなってしまうのでしょう。

 
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夕食後は「上海雑技」

6、700人位のキャパの劇場、私たちは後ろから3列目と
あまり良くない席になってしまいましたが。

 
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これは文句なしに面白いです。
上海へ行ったら必見のものですね。

 
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18年前に来たときも見たのですが、ずいぶんとショーアップされていました。
「シルク・ド・ソレイユ」(見たこと無いけど)のようなモダンな
サーカスではないのだけど凄いです。

 
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観客の多くが国外からの観光客。大半は日本人でした。
日食ツアー参加者ばかりですね、日食Tシャツとか着ているから
すぐにわかります(^^)

 
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クライマックスはこれ、小さなカゴの中を5台のバイクが縦横無尽に
走ります。挙句にカゴの上下が分離しちゃったりします。

 

7/24:四日目

上海郊外の「朱家角」という水郷へ向かいます。

 
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市内では至る所で足場を組んで工事をしています。
鉄パイプのしっかりした足場もありますが、昔ながらの
竹で組んだ足場も良く見かけます、それもビニール紐で
結わえてあったりしてます。

低い建物ならともかく、10階建てくらいのものでも
平気で竹の足場だったりします。
いくら地震が無い土地だからって大丈夫なのか!?

 
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高層建築だけ見ると東京なんかよりはるかに多いんじゃないか?
と思うのですが、反面そのすぐ脇には傷みの激しい古い建物で
生活していたりするんですよ。

高層ビルの道を挟んだすぐ向かいにこういう古い建物が
並んでいたりって日本じゃ有りませんからね。

 
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「朱家角」水郷の街です。
・・ってか今回は「西塘」、「蘇州」、「朱家角」と明清時代の街並みの
水郷で似たような所ばかりなんです。

”南船北馬”と云われるように江南地方の特徴ではあるんですがね。

 
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ここでは手漕ぎの舟にゆられて運河を遊覧。
水面を渡る風が気持ちよかったです。

 
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中国といえば自転車の洪水。

でも前ほどではありませんね。
地下鉄が縦横に走り、足としての重要性は以前ほどでは無いからでしょう。
18年前はほぼ100%自転車でしたが、現在は自転車、電動自転車、LPGのスクーターが
ごちゃ混ぜで走っています。

交通マナーは相変わらずですね、私たちの感覚からすると”カオス”です。
バスの前を斜めに突切って行くなんて普通です、もちろんウィンカーも出さない(^^;
でも信号無視とかは見なかったなあ。

混沌の中にも彼らなりの交通ルールが存在するのでしょう。

上海市内へ戻り、市内随一の観光スポット「豫園」へ。

 
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レトロな雰囲気の豫園商場の向こうに浦東の高層ビルが見える。
”上海の浅草”とも云われるこの地区、さしずめ
仲見世の向こうに副都心のビル群を見ているような感じかな?

 
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マクドナルドもレトロな建物の中に・・

 
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とにかく人が一杯ですし、ガイドさんはどんどん先進んじゃうんで
はぐれない様に付いていかねばいけません。

前のときも混んでいたけどここまでではありませんからもう少し
ゆったりと観れたような気がします。まあ一人旅でしたから
時間はあまり気にしなかったですけど。

 
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ハーゲンダッツにケンタッキー。
街の中至る所でこういったファーストフード店やコンビニを見掛けますが、
18年前はそんなものは全然無くて、人民公園のところにケンタッキーを
見つけたのが唯一でした。
”おぉ、ケンタッキーがある!!”と驚いた記憶があります。

 
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急激な「開放・改革」で取り残された古い街と近代的な新しい都市、
市場経済で生じる貧富の差、そんなものが混沌としてある上海という街。

某ガイドブック表紙のキャッチコピーがズバリですね
「レトロ フューチャー」

 

四日間のツアーも帰りの飛行機を残すのみ。
我々の飛行機は少し遅れただけなのだけど、その前に飛ぶはずだった
同じく名古屋行きの臨時便は”2時間遅れ”のアナウンスが。
ダブルブッキングで何やらトラブっているらしい、2時間も遅れたら
到着は深夜0時過ぎ、セントレアからの足は無くなってしまうが
どうすんだ?

その便に乗るツアーの添乗員がボヤいている声が耳に入った。
「調子こいてバカスカ臨時便飛ばすからこういうふうになるんだよ。
まったく!!!」
我々の便でなくて良かった(^^;

初日に日が照っていたほかは雨天が多く、天候には恵まれなかった、
特に一番の目的の皆既日食が観られなかったのは残念では有るけれど
なかなかに盛り沢山の毎日であった。

魅力的な上海の街が日本から2時間少々と意外に近く(前は船で2日
だったからすごーく遠い感覚になった)、
あっ、これなら1泊でぶらりと遊びに行くのも有りかな?
なんて思ったりしています。

 

以上、長文最後まで見て頂いてありがとうございますm(_ _)m


Comments

  • しぇんしぇいさん、
    いつもは短めのエントリーばかりで、初めて
    こんな長文書きました。
    どうも私は文章書くのが苦手で統一感のない駄文に
    なってしまいます。
    yipuさん、ワンシャンハオ!
    悪天候でも昼間の中の”夜”は感動でした。
    >全く体験できず
    皆既挟んだ30分程度会議を中断するとか
    気を利かせてくれてもいいのにねえ(^^)

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