2006年6月 9日

カメラレンズでHαを撮る場合

20060609

先日このブログにHαフィルターを使って撮像した物をいくつかアップしましたが、
どのような機材で撮影したのか?と質問メールを頂きましたので、機材の紹介です。

カメラレンズ(↑写真ではNikon135mmF2)と冷却CCDカメラ(SXV-H9)以外は
主にBORGのパーツで組んであります。

ではバラしてみましょう。

20060609-1

左からカメラレンズ、CCDカメラ、その隣がカメラレンズの後方にボーグのM57システムを
取り付けるためのアダプター NK→M57AD (No7158) 、
右端の奥側がM57→M36.4AD (No7522)です。
このNo7522はM36.4mmネジの外側にM42mmネジが切ってあるので、ここにCCDカメラが
付きます。

カメラレンズ−No7158−No7522−CCDカメラという構成です。
ただしこの組み方ですとニコン本来のフランジバックより5mmほど
短いです。
カメラレンズの焦点距離が短いとピントが合わなかったです、50mmレンズでは
ピント来ましたがそれより短いレンズでは合いませんでした。
(あくまでも私の手持ちのレンズの場合です。)

そこで光路長を5mmほどのばす必要があります。(短いレンズを使わないのなら要りません)
BORGのパーツで適当な物があればよかったのですが、無いので知り合いに延長リングを
作って頂きました、それが右端手前のリングです。

Hαで撮影するにはフィルターをどこかに入れなければなりません。
(質問メールの内容からすると、ここが一番聞きたいところの様に読めます)

フィルターはこのようにして入れます。

20060609-2

No7522にはM36.4mmネジが切ってありますがここに、31.7ミリアイピースホルダーSS(No7314)を
通常とは逆に(内側になるように)取付けるのです。ここがミソです。
このとき付属のストッパーネジのままだとNo7158をねじ込めないので、短いネジを使います。
そしてアイピースホルダーに要らないアイピースの31.7mmバレルを差し込めば
バレルに切ってあるネジを利用してフィルターを付けることが出来ます。


文章で書くと判りにくいですかねえ。写真を見てください、大した事しているわけではないので。
 

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コメント

シナモンさん、こんばんは。
CANPではありがとうございました。

カメラレンズのSXVカメラへの取り付け、参考になり
ました。そのうちに、SXV-M25Cが入る予定なのですが、
その時に応用できそうです。

>K&Rさん、こちらこそありがとうございました。

一昨年の双子群のときに広角レンズではピントが出なかったので
延長リングを作ってもらいました。
それ以降あまり活躍の機会が無いですが・・・

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