2007年4月26日

藤原伊織 「ダナエ」 


ダナエ

元来が理系頭の私は文学とかってのは苦手である。

小説なんかもそんなに読まないし、買うときも文庫本化されてからで
ハードカバーの小説を買うなんて事は滅多に無い事である。

何年ぶりかでハードカバーの小説を買った。
藤原伊織著 「ダナエ」である。

なぜこの本を買ったのか?
たまたま新聞の書評を目にして、
アマゾンでポチッとしちゃった訳です。

藤原伊織という作家も全く知らなかったし、どんなジャンルなのかも
知らなかった。
たぶん”ダナエ”という言葉に無意識に反応していたのかもしれない。
(補:ゼウスが黄金の雨になってダナエに降り注ぎ、ペルセウスが生まれた)

で、読んでみると・・

まあ面白いのだけれども、新聞の書評で絶賛されているほどの
すごさは私にはわからなかった。
冒頭にも書いたように、文学はからっきしの私には
どこがどう良いのかが見えません。

”買って失敗した”とは思いませんが、
”文庫本になってからでもよかったな”と思ったのが
正直なところでした。

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コメント

シナモンさん、こんばんは。

私も理系人間ですが、文学・哲学・宗教は幼い頃から
好きでした。

最近、タルムード関係の本を読み始めました。幼い頃は
戦前の風土やものの考え方・感じ方も生きていて、自分を
律することを、誰が言うこともなく自然と教えられたもの
ですが、幼い頃の思い出とタルムードの内容が瓜二つなの
に驚いているところです。

何だか、今の日本は、精神を失って漂っている人が多過ぎる
ような印象を受けます。私も芯が緩んでしまったのを感じる
ことが多いですね。明治も昭和も遠くなりました。

最近はトンデモ本が溢れていますが、古典をじっくり楽しむ
のもいいですね。

余談になりますが、天文好きで「藤原」となると、藤原定家
の「明月記」が最初に頭に浮かんでしまうかも・・・

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